経営計画書の書き方ガイド
様式2の各項目について、審査員に伝わる書き方のポイントを解説します
目次
1. 経営計画書(様式2)とは
経営計画書(様式2)は、小規模事業者持続化補助金の申請で最も重要な書類です。 あなたの事業の現状を分析し、将来の方向性を示すことで、補助金を活用する意義を審査員に伝えます。
経営計画書の構成
- ・企業概要(自社の概要)
- ・顧客ニーズと市場の動向
- ・自社や自社の提供する商品・サービスの強み
- ・経営方針・目標と今後のプラン
文字数の目安は、全体でA4用紙2〜4ページ程度です。簡潔でありながら、具体的な内容を心がけましょう。
2. 企業概要の書き方
企業概要では、事業の全体像を審査員に伝えます。以下の項目を具体的に記載しましょう。
記載すべき項目
- 創業年・沿革:いつ、どのような経緯で創業したか
- 事業内容:具体的に何を提供しているか
- 従業員構成:役員、正社員、パートの人数
- 主力商品・サービス:売上の中心となっているもの
- 営業形態:店舗、オンライン、出張など
書き方のポイント
- ・数字を入れて具体的に(創業○年、従業員○名)
- ・事業の特徴がわかる説明を心がける
- ・専門用語は避け、審査員が理解できる言葉で
記入例(飲食店の場合)
当店は2018年4月に創業した、地元野菜を使ったイタリアンレストランです。 代表1名、正社員2名、パート3名の計6名で運営しています。 ランチ(11:30〜14:00)とディナー(17:30〜21:00)の2部制で、 座席数は32席(テーブル席24席、カウンター8席)です。 月間売上は平均180万円、客単価はランチ1,200円、ディナー4,500円です。
3. 顧客ニーズと市場の動向
この項目では、あなたの事業を取り巻く市場環境を分析します。 客観的なデータを活用して、説得力のある分析を行いましょう。
記載すべき項目
- ターゲット顧客:主要な顧客層の特徴(年齢、性別、地域など)
- 顧客ニーズ:顧客が求めているもの、困っていること
- 市場動向:業界全体のトレンド、市場規模の変化
- 競合状況:周辺の競合店、差別化のポイント
書き方のポイント
- ・統計データや調査結果を引用すると説得力が増す
- ・地域特性を踏まえた分析を行う
- ・補助事業との関連性を意識する
Aidantの活用
Aidantの「Deep Research」機能を使えば、業界動向や市場データを自動で収集・分析できます。 自分で調査する手間を省き、データに基づいた説得力のある計画書を作成できます。
4. 自社の強み
自社の強みは、補助事業の成功可能性を審査員に伝える重要な項目です。 競合と比較して「なぜあなたの事業が選ばれるのか」を明確にしましょう。
強みの例
- 技術・ノウハウ:長年の経験で培った専門技術
- 商品・サービス:独自性のある商品、高品質なサービス
- 立地・設備:駅近、駐車場完備、最新設備
- 顧客基盤:リピーター率、口コミ評価
- 人材:資格保有者、経験豊富なスタッフ
書き方のポイント
- ・「なんとなく」ではなく、具体的なエピソードや数字で示す
- ・お客様からの評価(口コミ、リピート率)があれば引用
- ・補助事業でその強みをどう活かすかを意識
記入例
当店の強みは、地元農家との直接契約による新鮮な野菜の仕入れです。 毎朝届く野菜は収穫から24時間以内のもので、スーパーでは味わえない鮮度と味わいを提供しています。 この取り組みがお客様に評価され、Google口コミでは4.6(120件)の高評価をいただいています。 リピーター率も65%と高く、常連のお客様に支えられています。
5. 経営方針・目標と今後のプラン
ここでは、事業の将来像と具体的な計画を示します。 SWOT分析を活用して、論理的な経営方針を立てましょう。
SWOT分析とは
自社の優位性
改善すべき点
市場のチャンス
外部のリスク
記載すべき項目
- 経営方針:事業の方向性、大切にする価値観
- 経営目標:数値目標(売上、客数、客単価など)
- 今後のプラン:目標達成のための具体的な施策
- 補助事業との関連:補助金をどう活用するか
書き方のポイント
- ・目標は具体的な数値で示す(売上20%増加など)
- ・SWOT分析の結果を活かした戦略を立てる
- ・補助事業が経営目標にどう貢献するかを明確に
6. 審査のポイント
経営計画書は以下の観点で審査されます。これらを意識して作成しましょう。
自社の経営状況の分析
現状を客観的に把握し、課題を明確にしているか
経営方針・目標の明確さ
目標が具体的で、達成のための道筋が示されているか
補助事業との整合性
経営課題の解決に補助事業がどう貢献するか
実現可能性
計画が現実的で、実行できる体制があるか